図解
※記事などの内容は2019年6月20日掲載時のものです
政府は20日午後、皇位継承に関する式典委員会(委員長・安倍晋三首相)の第6回会合を首相官邸で開き、天皇陛下の即位を内外に宣言する10月22日の「即位礼正殿の儀」などの概要を決定した。平成の代替わりを踏襲し、皇居・宮殿「松の間」に置く玉座「高御座(たかみくら)」に陛下が立ち、お言葉を述べられる。これを受け、首相が祝意を示し、陛下に対して万歳を三唱する。
首相は会合で「天皇陛下の即位から間もなく2カ月が経過する。大変忙しい日々を過ごしていらっしゃり、心から感謝申し上げる」と表明。「引き続き各式典がつつがなく整然と行われるよう精力的に検討を進めていく」と語った。
即位礼正殿の儀は一連の即位関連儀式の中心で、午後1時から始まり、約30分間を予定。天皇、皇后両陛下は伝統装束に身を包み、皇后さまは高御座の隣に設置される「御帳台(みちょうだい)」に上る。皇位の証しとされる剣と璽=勾玉(まがたま)=、国璽(国の印)、御璽(天皇の印)は高御座に置かれる。高御座と御帳台は昨秋、京都御所から皇居に移された。
宮殿では内外の代表約2500人の参列者が見守り、即位を祝福する。宮殿の中庭には旗などの装飾品を配置し、太刀や弓などを手にした和装の職員らが並ぶ。皇宮護衛官による儀仗(ぎじょう)、万歳三唱に合わせた自衛隊の礼砲も実施する。
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