図解

【図解・社会】ばね装置で速く走るイメージ図(2020年3月)

ばね装置で速く走るイメージ図

ばね装置で時速75キロ?=走る速度アップ、理論上計算―米大学

※記事などの内容は2020年3月26日掲載時のものです

 人間がばねを利用してどれだけ速く走れるかを計算したところ、理論上の最高速度は自転車の世界記録に迫る秒速20.9メートル(時速約75キロ)に達すると、米バンダービルト大の研究チームが25日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表した。
 ばね仕掛けで伸縮する竹馬のような装置を両脚に着用することを想定しているが、実用化するには重さを1.5キロ以下に抑え、ばねの性能を引き上げる技術革新が必要。実現すればスポーツとして楽しめるほか、レスキュー隊員や警察官の活動に使える可能性があるという。
 物流や介護の現場では、主に下半身に装着し、電動モーターや圧縮空気などで重い物を持ち上げる際の力を補助する装置が普及し始めている。研究チームが想定したのは外部エネルギーを使わず、竹馬の足を乗せる台にコイルばねを付けたような装置。足台を踏んで下げ、着地した際のばねの力を利用して走る速度を上げる。
 マラソンなどの陸上競技では、反発力が強い炭素繊維のプレートを組み込んだ厚底シューズが導入され、スピードアップが話題となった。ただ、ばねを最大限に利用するには、ある程度長く、大きくする必要があり、足の裏側に取り付ける装置より、脚に沿って取り付ける装置の方が効果が大きいと考えられる。
 ばね装置を実用化できても、速度が上がるにつれて空気抵抗が大きくなる。空気抵抗を下げるカバー(カウル)を装着しない自転車競技では昨年、200メートルで9秒1という世界記録が出ており、単純計算で秒速約22メートル(時速約79キロ)となる。

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