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【図解・社会】池袋で暴走した乗用車の経路と被害(2019年11月)

池袋で暴走した乗用車の経路と被害

池袋暴走、元院長を書類送検=母子死亡、操作ミスと判断―警視庁

※記事などの内容は2019年11月12日掲載時のものです

 東京・池袋で乗用車が暴走し、松永真菜さん(31)と娘の莉子ちゃん(3)が死亡、9人が重軽傷を負った事故で、警視庁交通捜査課は12日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)=板橋区弥生町=を書類送検した。
 送検容疑は、4月19日午後0時25分ごろ、豊島区東池袋の都道で乗用車を運転中、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続け暴走。赤信号を無視して横断歩道に突っ込むなどして、自転車に乗っていた松永さん親子を死亡させ、歩行者ら9人にけがをさせた疑い。
 元院長自身も胸骨や肋骨(ろっこつ)を折るなど重傷を負い、約1カ月間入院したため、警視庁は任意で捜査を続けていた。元院長は事故直後、「アクセルが戻らなくなった」と説明。事情聴取でも「ブレーキを踏んだが利かなかった」などと車の不具合を主張したが、車に異常は見つからなかった。元院長はその後の聴取で、アクセルとブレーキの踏み間違いの可能性にも言及していた。 
 同課によると、車は現場手前の縁石に接触した後、急加速しながら約150メートルにわたり暴走した。二つの横断歩道で自転車の男性と松永さん親子をはねた後、左から曲がってきたごみ収集車に衝突し、弾みで三つ目の横断歩道に突っ込み、歩行者らをはねた。同課は、元院長が縁石への接触でパニックになり、誤ってアクセルを踏み続けたとみている。
 松永さん親子の遺族は元院長の厳罰を求める署名活動を行い、9月に約39万人分を東京地検に提出している。

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