図解
※記事などの内容は2018年2月1日掲載時のものです
札幌市東区で生活困窮者らの自立支援関連施設「そしあるハイム」が全焼し11人が死亡した火災で、木造2階建て施設のうち1階中央の廊下付近の焼け方が激しいことが1日、札幌市消防局への取材で分かった。北海道警は死亡した11人の身元確認を急ぐとともに、消防と出火原因の特定を進めている。
火災は1月31日午後11時40分ごろ、「建物全体から煙が出ている」と通行人から119番があった。木造モルタル2階建て延べ約400平方メートルが全焼し、焼け跡から男性8人、女性3人の計11人の遺体が見つかった。入居者は16人で、生存者5人のうち男女3人が病院に搬送されたが命に別条はなく、残る2人にけがはなかった。
市消防局によると、1階は中央の廊下を挟んで個室5部屋と調理場、食堂が並び、2階も廊下の左右に計13部屋があった。消防が現場を調べたところ、1階中央の廊下付近が特に激しく焼けていた。横に調理場があったが、火災との関連は不明という。
新着
会員限定