図解
※記事などの内容は2018年5月15日掲載時のものです
新潟市西区の小学2年大桃珠生さん(7)が殺害され線路内に遺棄された事件で、新潟県警新潟西署捜査本部は14日、死体遺棄・損壊容疑で、大桃さんの自宅近くに住む会社員小林遼容疑者(23)を逮捕した。容疑を認めているという。捜査本部は、大桃さんが死亡した経緯についても小林容疑者が知っているとみて捜査を進める。
逮捕容疑は7日午後10時19~30分ごろ、西区青山水道の線路内に大桃さんの遺体を放置し、列車にひかせた疑い。
捜査本部によると、小林容疑者は電気工事士で、事件当日は仕事を休んでいたという。
7日午後10時半ごろ、現場付近に差し掛かったJR越後線の列車の運転士が、線路に横たわっていた大桃さんを発見。急ブレーキをかけたが間に合わなかった。
司法解剖の結果、死因は窒息と判明。捜査本部は、大桃さんがはねられる前に別の場所で殺害された上、線路に放置されたとみて捜査していた。
大桃さんは、7日午後3時すぎに友人数人と一緒に下校。途中で友人と別れ一人で自宅に向かう途中、行方が分からなくなった。家族が同日午後5時ごろ、「娘が帰らない」と警察に通報した。遺体の発見現場は、自宅から百数十メートルの距離だった。
捜査関係者によると、大桃さんが持っていたピンク色の傘が見つかっておらず、現場で発見されたランドセルなどから複数の指紋が検出された。
県警にはこれまで、事件前後に現場周辺で目撃された不審な車両や人物の情報が寄せられており、捜査本部は防犯カメラの映像や、付近を通った車のドライブレコーダーの記録を分析するなど捜査を進めていた。
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