図解

【図解・社会】京アニ放火殺人事件の主な経緯(2020年5月)

京アニ放火殺人事件の主な経緯

「ガソリン使い多数殺害を」=青葉容疑者、殺意認める―36人犠牲、京アニ放火

※記事などの内容は2020年5月27日掲載時のものです

 昨年7月に発生し、36人が犠牲となったアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、京都府警は27日、殺人や現住建造物等放火などの疑いで青葉真司容疑者(42)=さいたま市見沼区=を逮捕した。容疑を認め、「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思い、実行した」「京アニに恨みがあった」などと供述しているという。
 青葉容疑者は事件で全身に大やけどを負い京都市内の病院に入院中だったが、府警は医師の意見などを踏まえ、勾留に耐えられる状態に回復したと判断した。平成以降、最悪の犠牲者を出した放火殺人事件の発生から10カ月を経て、府警は取り調べを本格化させ、動機などの解明を進める。
 逮捕容疑は2019年7月18日午前10時半ごろ、第1スタジオに侵入し、ガソリンをまいて放火。スタジオ内にいた36人を殺害、34人を殺害しようとするなどした疑い。  青葉容疑者は事件後、大阪府内の病院で皮膚移植などの手術を繰り返し受けた。重篤な状態が続く時期もあったが、昨年11月には京都市内の病院に転院し、リハビリを本格化させていた。
 青葉容疑者は自力歩行できず、食事などにも介助が必要な状態が続くが、府警は記者会見で「逃亡や罪証隠滅の恐れがあると判断した。記憶の減退などを懸念した」と逮捕の理由を説明した。
 府警は27日朝、入院先の病院で逮捕状を執行し、伏見署へ移送後に送検。京都地検は同日午後に勾留請求し、6月5日まで10日間の勾留が認められ、医療スタッフが常駐する大阪拘置所に身柄を移した。重大事件の容疑者について逮捕当日に勾留が決まるのは異例で、府警などは容疑者の体調管理を重視した。
 府警は発生直後に現場近くで青葉容疑者の身柄を確保し、2日後に逮捕状を取得。入院中に任意で事情聴取した。捜査関係者によると、同容疑者は大筋で容疑を認め、「多くの負傷者が出そうだと思ったから、一番多くの人が働く第1スタジオを狙った」「小説を盗まれたから火を付けた」などと話していたという。

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