図解
※記事などの内容は2019年7月30日掲載時のものです
アニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオ放火事件で、同社が開設した支援専用口座への寄付金が30日、10億円を突破した。他の窓口を合わせると少なくとも13億5000万円に達し、作品の人気を裏付けるように、国内外で募金の輪が広がっている。
同社は24日午後6時に口座を開設。代理人弁護士によると、30日午後3時までに総額約10億5900万円の入金があった。寄付金は、被害に遭った社員と家族、会社再建のために使われる。
一般社団法人日本アニメーター・演出協会とIT大手ヤフーによる共同窓口にも、同3時現在で3000万円超が寄せられた。「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、東京都渋谷区)の「緊急募金」には、1ポイント1円換算で1000万円相当が集まった。
米国のアニメ配給会社「センタイフィルムワークス」が、18日の事件直後から開始したクラウドファンディングにも約234万ドル(約2億5400万円)が寄せられた。
募金は今後、決済手数料を除くなどした全額が京アニに送金される。
アニメ関連グッズを販売する「アニメイト」(東京都板橋区)の国内外の119店舗のほか、京アニ作品の舞台に使われ、多くのファンが巡礼と称して訪れる各地の「聖地」にも募金箱が設置されている。
新着
会員限定