図解
※記事などの内容は2019年6月23日掲載時のものです
窃盗などの罪で実刑判決が確定した無職小林誠容疑者(43)が収容に応じず逃走した事件で、神奈川県警が23日朝、横須賀市森崎のアパートで小林容疑者を発見、身柄を確保し、横浜地検が公務執行妨害容疑で逮捕した。県警は小林容疑者をかくまったとして、知人で同アパートに住む自称建築業幸地大輔容疑者(38)を犯人蔵匿容疑で逮捕した。
地検によると、小林容疑者は事件の際に包丁を持っていたことは認めている。幸地容疑者は容疑を認めているといい、県警は他にも逃走を助けた人物がいる可能性があるとみて捜査を進める。同容疑者は「22日夜ごろ(小林容疑者がアパートに)来た」と話しているという。
地検と県警によると、小林容疑者の交友関係を捜査する過程で、幸地容疑者のアパートに潜伏していることが判明。県警の捜査員数十人が23日朝、アパートの外から説得した。午前6時40分ごろ小林容疑者が出てきたため、逮捕状を執行した。
同容疑者が逃走時に持っていた包丁は発見されておらず、県警は同アパートを家宅捜索。21日夜に小林容疑者を名乗り「22日午後1時に警察署に出頭する」と県警に電話があったが、現れなかったことも分かった。
逮捕容疑は19日午後1時5分ごろ、愛川町田代の自宅アパートで、収容状を執行するため赴いた地検職員5人に対して包丁を突き出し、振り回すなどした疑い。
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