図解
※記事などの内容は2019年5月30日掲載時のものです
川崎市多摩区でスクールバスを待つ私立カリタス小学校の児童ら19人が殺傷された事件で、直後に自殺した職業不詳岩崎隆一容疑者(51)の自宅から、過去の大量殺人事件を扱った雑誌が見つかっていたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。
神奈川県警多摩署捜査本部は29日の家宅捜索で、「正」の字が複数書かれたノートやゲーム機など資料数十点を押収。この中に、過去の著名な大量殺人を扱った雑誌2冊が含まれており、動機との関連を慎重に調べている。
一方、岩崎容疑者が事件の際に使った手袋を、現場に到着する直前にはめ、現場付近でしゃがみ込むようにして凶器の包丁2本を準備したとみられることも判明。捜査本部は、同容疑者が直前まで目立たぬように行動していたとみている。
捜査本部が解析した防犯カメラの映像によると、岩崎容疑者は28日午前7時35分すぎ、人通りの少ない線路沿いの道を通って現場に向かいながら、黒っぽい手袋をはめた。数分前に小田急線登戸駅を出た際には、手袋はしていなかった。
現場に隣接するコンビニの駐車場に到着後、包丁4本の入ったリュックを抱えるようにしてしゃがみ込んでおり、この時にうち2本を取り出したとみられる。
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