図解
※記事などの内容は2016年7月27日掲載時のものです
相模原市の障害者施設殺傷事件で、植松聖容疑者(26)の「津久井やまゆり園」への侵入経路と足取りが27日、分かった。
神奈川県警の調べや、施設を運営する社会福祉法人から県が聞き取った内容によると、敷地内の東西に2棟ある居住棟のうち、東側居住棟1階東側にある「はなホーム」と呼ばれる女性専用ユニットの一人部屋の窓ガラスが割れており、近くにハンマーが落ちていた。植松容疑者はここから棟内に侵入したとみられる。
同じ棟1階で、はなホームの西側にある女性専用ユニット「にじホーム」を経て、渡り廊下を通って西側居住棟に移動。1階の男性専用ユニット「つばさホーム」から同「みのりホーム」へと進み、2階に上がって同「すばるホーム」から今度は同「いぶきホーム」へと向かい、その後管理棟内を通って敷地北側にある正門から逃走したとみられる。これらの移動経路は、血痕の滴下状況などから推定されている。
施設側は、夜間は各ユニットに1人ずつ職員を配置していたが、結束バンドで縛られた職員もいたという。
死亡した入所者は、はなホームとにじホームで女性が各5人、つばさホームで男性2人、すばるホームで男性3人、いぶきホームで男性4人の計19人だった。
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