図解
※記事などの内容は2018年9月22日掲載時のものです
遠く離れた実家のお墓を居住地の近くに改葬などをして整理する「墓じまい」についての考えを聞いたところ、「管理や墓参りがしやすくなり良いことだ」との回答が59.6%だったことが、9月に実施した時事通信社の世論調査で分かった。
一方で墓じまいについて「先祖の墓を元の場所から移転するべきではない」との回答は21.9%にとどまった。
まず、先祖代々のお墓の継承で困っていることを複数回答で聞いたところ、「特に困っていることはない」が最多の60.4%だった。しかし、20.9%が「遠くにあって墓参りが大変」、10.4%が「次の継承者が見つからない」と回答した。
お墓の移転や撤去手続きに伴って離檀料などの改葬費用がかかる場合について、適当だと考える金額を聞くと、最も多かったのは「30万円未満」の49.1%。「分からない」が24.9%のほか、「30万~50万円未満」が15.1%だった。
ただ、その一方で「将来入りたいお墓」を聞くと、最多は「先祖代々のお墓」で39.8%を占めた。次が「自分と家族だけのお墓」23.7%で、「海や山などへの散骨」9.4%、「樹木葬」6.1%、「都市部にある納骨堂」4.7%も目立った。
調査は9月、全国の18歳以上の男女2000人に対面調査方式で行い、回収率は62.0%。
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