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【図解・社会】平成を振り返る、2002年10大ニュース

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2002年10大ニュース

国内1位は初の日朝首脳会談=2002年10大ニュース

※記事などの内容は2002年12月掲載時のものです

◇国内10大ニュース
1位・初の日朝首脳会談で金総書記「拉致」を謝罪。被害者5人が帰国
 小泉純一郎首相は2002年9月、日本の首相として初めて北朝鮮を訪問、平壌で金正日総書記と会談した。金総書記は日本人拉致を謝罪。また北朝鮮側は「8人死亡・5人生存」との調査結果を示した。同10月には拉致被害者5人が帰国した。
 写真は、平壌の百花園迎賓館で会談後に握手する日朝両首脳(代表撮影、肩書は当時)【時事通信社】

2位・デフレ不況、東京株式がバブル後最安値
 デフレ不況の進行に伴い、日経平均株価は2002年10月3日に、終値でバブル崩壊後の最安値を更新し、1983年以来19年ぶりに9000円を割り込んだ。
 写真は、最安値を更新し続ける東京株式市場の日経平均株価ボード【時事通信社】

3位・ノーベル物理学賞に小柴昌俊氏、化学賞に田中耕一氏
 東大名誉教授の小柴昌俊さんと、民間企業の田中耕一さんが、それぞれノーベル物理学賞と化学賞を受賞した。43歳(当時)の若き技術者の受賞は、飾らない人柄もあって「田中さん人気」を巻き起こした。
 写真は、スウェーデンのストックホルムで開かれた授賞式後にメダルを見せる小柴さん(左)と田中さん(右)【時事通信社】

4位・日韓共催のサッカーW杯で日本、初のベスト16
 サッカー・ワールドカップが日本と韓国で共同開催された。17回目で初めてアジアを舞台とし、韓国がベスト4、日本も決勝トーナメント(ベスト16)進出を果たした。
 写真は、埼玉スタジアムで行われたベルギー戦で2点目を決め祝福を受ける稲本(中央背中)【時事通信社】

5位・雪印食品、日ハムが輸入牛肉を国産と偽装
 2002年1月に発覚した雪印食品に続き、ハム・ソーセージ最大手の日本ハムグループもBSE(牛海綿状脳症)対策事業で輸入牛肉を国産と偽って申請したことが8月、判明した。
 写真は、同月14日、農水省で記者団の質問に答える大社啓二・日本ハム社長(肩書は当時)【時事通信社】

6位・秘書給与疑惑などで加藤紘一、田中真紀子氏ら議員辞職
 「政治とカネ」をめぐるスキャンダルで有力国会議員の辞職が相次いだ。2002年3月に社民党の辻元清美氏、4月に加藤紘一元自民党幹事長、同5月に井上裕前参院議長が辞職。田中真紀子前外相も秘書給与流用疑惑で同8月に辞職に追い込まれた。
 写真は、議員辞職を表明した加藤紘一、田中真紀子氏ら(肩書は当時)【時事通信社】

7位・あっせん収賄容疑で鈴木宗男衆院議員逮捕
 鈴木宗男衆院議員が2002年6月19日、あっせん収賄容疑で逮捕された。衆院は鈴木議員の逮捕を許諾したのに続き、同21日には議員辞職勧告を決議。しかし同議員は辞職に応じず、11月の初公判では起訴内容を全面否認した。
 写真は、東京・南青山の自宅から東京地検に向かう鈴木議員(肩書は当時)【時事通信社】

8位・東シナ海に沈没した北朝鮮工作船を引き揚げ
 2001年12月、鹿児島県奄美大島沖で海上保安庁の巡視船との銃撃戦の末、沈没した北朝鮮の工作船が、約9カ月後の02年9月11日に引き揚げられた。工作船からは地対空ミサイルやロケット砲などの武器が見つかった。
 写真は、東シナ海でクレーンでつり上げられた工作船【時事通信社】

9位・道路4公団民営化、最終報告で紛糾
 道路4公団民営化は、「民営化推進委員会」が高速道路建設の在り方をめぐって建設続行派と慎重派に分かれて激しく対立。2002年12月に多数決でまとめた最終報告を首相に提出したが、続行派の今井敬委員長が辞任するという異例の事態となった。
 写真は、最終報告決定後、記者会見する猪瀬直樹委員ら(肩書は当時)【時事通信社】

10位・鳩山民主党代表が辞任、新代表に菅氏
 2002年9月の民主党代表選で3選を果たした鳩山由紀夫代表は、その後の人事などで党内の反発を受け、同12月に辞任に追い込まれた。後任には菅直人氏が就任したが、熊谷弘前副代表らが離党・新党結成に動くなど混乱が続いた。
 写真は、新代表に選ばれた菅氏ら(肩書は当時)【時事通信社】

◇海外10大ニュース
1位・イラク情勢めぐり緊迫
 ブッシュ米政権は、イラクのフセイン政権打倒に向け武力行使も辞さない方針を鮮明にし、イラク情勢は緊迫化した。
 写真は、イラクのミサイル施設に対する調査を終え、バグダッド市内のフセイン大統領の肖像画の前で協議する国連査察団【AFP=時事】

2位・北朝鮮の核問題で緊張
 北朝鮮が濃縮ウランによる核開発を行っている疑惑が浮上、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)は北朝鮮への重油供給を中断した。これに対し北朝鮮は核施設の再稼働を宣言、緊張が高まった。
 写真は、KEDOが北朝鮮の琴湖に建設中の軽水炉【AFP=時事】

3位・バリ島で爆弾テロ
 2002年10月12日深夜、世界有数のリゾート地であるインドネシア・バリ島のナイトクラブ前で大規模な爆弾テロが発生した。インドネシア警察当局は東南アジアのテロ組織ジェマ・イスラミアの犯行とみて、指導者らを逮捕した。
 写真は、発生直後13日未明のバリ島のテロ現場【AFP=時事】

4位・中国共産党総書記に胡錦濤氏
 中国共産党は2002年11月、江沢民氏に代わる新しい党総書記に胡錦濤氏を選出した。同党のトップが政変を伴わずに交代したのは初めて。
 写真は、人民大会堂で記者会見する胡氏【AFP=時事】

5位・イスラエル軍がパレスチナに大規模侵攻
 パレスチナ過激派による連続自爆テロを受け、イスラエル軍は2002年3月末、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区への大規模侵攻作戦を開始。アラファト自治政府議長はラマラの議長府で約1カ月にわたり監禁状態に置かれた。
 写真は、ベツレヘムに入る同軍部隊【AFP=時事】

6位・モスクワ劇場占拠事件
 モスクワで2002年10月23日、チェチェン共和国独立を主張する武装勢力メンバーがミュージカル上演中の劇場を襲い、観客ら800人以上を人質に立てこもった。ロシア軍特殊部隊は58時間後に鎮圧したが、人質約130人が死亡した。
 写真は、装甲車に乗る特殊部隊の隊員【AFP=時事】

7位・ワールドコムなど企業不信拡大
 米国では2001年のエンロンに続き、02年も大手企業の不正会計やインサイダー取引などの不祥事が続出した。同6月には長距離通信大手・ワールドコムの大規模な不正経理が発覚、同7月に経営破たんした。
 写真は、証券詐欺容疑で逮捕されたワールドコムのサリバン前最高財務責任者(CFO)(肩書は当時)【AFP=時事】

8位・カルザイ大統領が就任
 アフガニスタンで2002年6月、「移行政権」の大統領にカルザイ暫定行政機構議長(首相)が選ばれ、20年以上にわたる戦乱からの復興に向けてアフガン国民自身による新たな国造りが始まった。
 写真は、カブールで開かれた緊急ロヤ・ジルガ(国民大会議)で大統領就任を宣言するカルザイ氏(肩書は当時)【AFP=時事】

9位・韓国大統領に盧武鉉氏
 韓国大統領選は2002年12月19日に投票が行われ、与党・新千年民主党の盧武鉉氏が当選した。盧政権発足により、金大中、金泳三、金鍾泌の3氏が政界を主導したいわゆる「3金時代」は幕を下ろした。
 写真は、大統領選に勝利し、夫人とともに支持者の声援に応える盧武鉉氏【AFP=時事】

10位・米中間選挙で共和党が「歴史的勝利」
 2002年11月の米中間選挙は、政権与党の共和党が上院の過半数を奪回、下院でも議席を伸ばす勝利を収めた。大統領の与党が中間選挙で下院議席を増やしたのは100年ぶり。
 写真は、ブッシュ大統領の実弟で、フロリダ州知事選で再選したジェブ・ブッシュ氏(右)と、父のブッシュ元大統領(肩書は当時)【AFP=時事】

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