図解
※記事などの内容は2015年9月14日掲載時のものです
約9万年前までに形成されたカルデラ(東西17キロ、南北25キロ)内に、主峰の高岳(標高1592メートル)や中岳(1506メートル)などがある。歴史的な噴火記録の大半は中岳で、近年は第1火口で噴火を繰り返している。1979年に相次いだ噴火では9月に死者3人、重傷2人、軽傷9人に上ったほか、11月に熊本、大分、宮崎各県で大量の降灰による農作物の被害が出た。89年も降灰による農作物の被害があった。気象庁は噴火警戒レベルを昨年3月12日に2(火口周辺規制)から1(活火山に留意)に引き下げたが、同年8月30日の噴火で再び2に、今回の噴火で3に引き上げた。
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