図解
※記事などの内容は2016年10月22日掲載時のものです
鳥取県中部で起きた最大震度6弱の地震について、政府の地震調査委員会は22日、臨時会合を開いた。震源断層は北北西-南南東方向に約10キロ延び、東側が北へ、西側が南へずれた横ずれ型と推定。続発する地震活動は熊本地震ほど活発ではないが、鳥取県周辺では大地震後に規模の近い地震が起きた例が多いと指摘した。
平田直委員長(東京大教授)は記者会見し、「まだ強い揺れに見舞われる可能性を考慮し、後片付けなどで損傷した場所に近づく際は十分注意してほしい」と呼び掛けた。
今回の震源断層付近では、これまで知られた活断層はなかった。鳥取県東部には1943年の鳥取地震(マグニチュード=M7.2)を引き起こした鹿野-吉岡断層や岩坪断層があるが、平田委員長は、今回の地震のM6.6という規模や距離から「直接の影響があるとは思っていない」と話した。
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