図解
※記事などの内容は2019年1月4日掲載時のものです
政府の地震調査委員会は4日、熊本県和水町で3日に最大震度6弱を観測した地震について臨時会合を開いた。平田直委員長(東京大教授)は会合後の記者会見で「今回の地震は熊本地震と直接の関係はない」と述べた上で、和水町の揺れが大きかったのは地表付近の地盤が軟らかいのが一因と説明した。
2016年4月に最大震度7を2回観測した熊本地震は布田川、日奈久の両断層帯を震源として起き、その後も周辺で地震が活発に続いた。今回の地震はその活動域から北に約20キロ離れ、熊本地震によって誘発されたことはないという分析結果になった。
福岡県南部や熊本県北部ではほぼ南北に引っ張る力が働いており、1920年代以降、マグニチュード5級の地震が時々起きている。今回の地震もその一つと考えられる。今回の地震は北西-南東方向に延びる約4キロの断層がずれて起きた。
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