図解
※記事などの内容は2016年5月9日掲載時のものです
国土交通省は9日、熊本地震のため通行止めが続いていた大分自動車道の湯布院インターチェンジ(IC、大分県由布市)-日出ジャンクション(JCT、同日出町)間の17キロについて、復旧工事が完了し、夜から一般車の通行が可能になったと発表した。4月14日の地震発生以降、25日ぶりに被災した九州の全ての高速道路が再び開通した。
大分道は、佐賀県鳥栖市から大分市までを結ぶ約130キロの高速道路。4月16日未明に起きた「本震」によって、湯布院IC-日出JCT間で土砂崩落などが生じ、復旧工事が続いていた。同区間のうち一部は、当面片側1車線の通行とし、時速50キロまでに制限する。
熊本地震では、九州の高速道路のうち大分道や九州道など、最大で7路線599キロが通行止めとなった。九州道は4月29日に全線開通し、残る通行止めは大分道の17キロのみとなっていた。
一方、同省は9日、地震で崩落した熊本県南阿蘇村の「阿蘇大橋」について、本来の管理者である県に代わって国が復旧工事を実施することを決定した。工事発注から完了まで国が直接手掛ける。道路法の直轄代行制度に基づく対応で、県が要望していた。
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