図解
※記事などの内容は2020年5月31日掲載時のものです
【ワシントン時事】米宇宙企業スペースXが開発した有人宇宙船「クルードラゴン」が30日午後3時22分(日本時間31日午前4時22分)、南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。国際宇宙ステーション(ISS)到達を目指す本格的な民間開発の有人宇宙船打ち上げ成功は初めて。
米航空宇宙局(NASA)の米国人飛行士2人が搭乗。米国土からの有人宇宙飛行は2011年のスペースシャトル退役以来9年ぶりとなった。打ち上げは当初27日に予定されていたが、悪天候のため延期されていた。
クルードラゴンはスペースXの開発した2段式ロケット「ファルコン9」の先端に搭載され、ロケットと切り離された後、地球周回軌道に入った。ロケット1段目は自力で地上に帰還した。
宇宙センターに駆け付けたトランプ大統領は、記者団に「わが国は宇宙への大胆かつ輝かしい復帰を果たした」と強調。「米国の大志の新たな時代が、いま始まった」と宣言し、今後の月面再訪や有人火星探査への意欲を表明した。
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