図解
※記事などの内容は2019年9月13日掲載時のものです
8月30日に発見された彗星(すいせい)が太陽系の外から飛来した可能性があると、米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所が13日までに発表した。今後の観測で大きさや形がはっきりするとみられ、軌道が確定すれば、2017年9月に太陽に最接近した「オウムアムア」に続き、太陽系外からの飛来が確認された2番目の小天体となる。
この彗星「C/2019 Q4」は現在、太陽から約4億2000万キロ離れた位置にあり、地球などの太陽系惑星が公転する平面に対し、垂直に近い角度で接近しつつある。時速は約15万キロ。12月8日に最接近した後は、太陽系から遠ざかる見込み。最接近時の太陽からの距離は約3億キロで、火星の公転軌道の外側を通過する。
米ハワイ大の観測によると、彗星の氷の核は直径が2~16キロと推定され、太陽に接近して温度が上がるにつれ、ガスやちりが周囲に放出されている。
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