図解

【図解・社会】はやぶさ2の人工クレーター生成(2019年4月)

はやぶさ2の人工クレーター生成

人工クレーター生成へ=はやぶさ2、衝突装置で-地下の物質採取目指す・JAXA

※記事などの内容は2019年4月5日掲載時のものです

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日午前、小惑星「りゅうぐう」で人工クレーターを作る実験を行う。探査機「はやぶさ2」が午前11時ごろ、衝突装置(インパクター)を分離。約40分後にタイマーで起爆し、金属の塊を秒速約2キロでりゅうぐうの表面に衝突させる。
 小惑星に人工クレーターを作り、詳しい観測や試料採取を目指す実験は世界初。成功すれば、小惑星や太陽系の歴史を知る手掛かりになるだけでなく、小惑星などの地球衝突を避ける「プラネタリーディフェンス」にも役立つと期待される。
 はやぶさ2は4日午後、高度20キロの定位置(ホームポジション)から降下を開始。高度約500メートルに到達後、5日午前10時56分に衝突装置を分離する。
 装置内の爆薬はタイマーで同11時36分に点火され、発射された銅板がりゅうぐう表面に衝突する。はやぶさ2は起爆までの40分間にりゅうぐうの陰に退避し、衝突に伴って生じる岩石のかけらなどの直撃を避ける。
 衝突装置には通信機能がなく、作動の有無は別に分離する小型カメラ(DCAM3)の画像で確認する。画像ははやぶさ2を経由して早ければ5日午後に届くが、クレーターができたかどうかなどは22日以降の接近観測で判明する見通し。
 はやぶさ2は5月以降、クレーター内や周辺への着陸を試み、衝突装置で掘り出された地下の物質を採取する計画。11~12月ごろりゅうぐうを離れ、2020年末に地球に帰還し、サンプルを持ち帰る。

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