図解
※記事などの内容は2019年2月22日掲載時のものです
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機「はやぶさ2」が同日午前7時29分、小惑星「りゅうぐう」への着陸に成功したと発表した。着陸時に試料採取のための弾丸が発射されたことも確認した。探査機の状態は正常で、計画通り上昇しているという。
責任者の津田雄一プロジェクトマネジャーは「結果として想定の中ではベストの状態で思い通りの着陸ができた」と笑顔を見せた。
りゅうぐうには、約46億年前に太陽系が形成された当時の水や有機物が存在すると考えられており、試料を回収できれば太陽系の成り立ちや地球の生命の起源を探る手掛かりになると期待される。
着陸目標地点は、りゅうぐうの赤道付近にある直径約6メートルの領域で、JAXAは「目標地点に降りたとみられる」と説明している。
りゅうぐう表面には着陸の妨げとなる大きな岩が予想より多く、JAXAは昨年10月に予定していた1回目の着陸を延期した。地形の詳細な検討や着陸精度の向上を進め、比較的平たんなこの領域にピンポイント着陸する方針を決めた。
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