図解

【図解・社会】こうのとり6号機の飛行(2016年12月)

こうのとり6号機の飛行

こうのとり、ISSへ=H2Bで打ち上げ成功-過去最大5.9トン輸送・種子島

※記事などの内容は2016年12月10日掲載時のものです

 国際宇宙ステーション(ISS)に水や食料、実験装置などを運ぶ無人補給機「こうのとり」6号機が9日午後10時26分、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられた。約15分後にロケットから分離され、打ち上げは成功。13日夜から14日未明にISSにドッキングする予定。
 ISSに物資を運ぶ補給機では、ロシアが今月1日、「プログレス」をソユーズロケットで打ち上げるのに失敗した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のこうのとりは現在、日米ロの補給機の中で最大。H2Aロケットと一回り大きいH2Bは、JAXAから三菱重工業に引き継がれている。合計で37機中36機が成功(97.3%)となった。
 6号機からはISSのバッテリーを交換するため、日本製の大型リチウムイオン電池も運ぶ。新冷却システムの実験装置や、宇宙放射線の高精度なリアルタイム測定装置など、輸送量は計約5.9トンに上り、こうのとりで過去最大となった。九州工業大や静岡大、ブラジルの小学校などの超小型衛星7個も搭載された。 
 6号機は来年1月下旬から2月上旬、ISSで発生したごみを詰めて分離される見込み。地球周回軌道にある使用済みのロケットや衛星を安く、効率良く落とす技術の基礎実験を約1週間行ってから、大気圏に再突入して燃え尽きる。

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