図解
※記事などの内容は2018年1月31日掲載時のものです
コンテナレンタル事業への投資で生じた損害を埋められると持ち掛け、架空のコイン販売名目で計約600万円をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は31日、詐欺容疑で、貴金属販売会社「千笑(現ゴールドスター)」の元役員ら男5人を逮捕した。実質経営者の男(51)=東京都港区=も逮捕する方針。一連の事件で全国の少なくとも延べ約1400人から総額40億円以上を集金していたとみられ、同庁が実態解明を進める。
捜査関係者によると、男が経営する別会社「MJホールディングス(現サザンクロス・マーケティング)」は「コンテナの所有権を1口50万円で買えば、レンタルで運用し月々2250円が得られる」などと勧誘。しかし、配当はすぐに途絶え、当初の説明にあった購入額での転売もできなかった。
男らはさらに、コンテナ投資で損失を抱えた被害者に対し、「コインを購入してくれたらコンテナ所有権を買い取る」と持ち掛けた。コインについて「必ず価値が上がる」と誘ったが、実際に発行されることはなかった。
逮捕容疑は2014年3~7月、架空のコイン購入費名目で、宮城県の60代男性ら3人から計約600万円をだまし取った疑い。
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