図解
※記事などの内容は2019年2月6日掲載時のものです
東京都と2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は6日、大会期間中の交通対策を議論する有識者会議を都庁で開いた。首都高速道路の渋滞対策案として、通行料に上乗せして課金する「ロードプライシング」やナンバープレート番号による通行規制、2人以上の相乗り車専用レーン設置を示した。年内に結論を出す方針だ。
会合では、三つの対策案の課題と利用者への影響などが示された。いずれも大会期間中のみの適用で、物流業者のトラックなどは除く。マイカー利用を抑制し、大会輸送を円滑化するのが狙い。
ロードプライシングでは今後、料金設定や対象区間を検討する。料金変更に伴う料金収受システムの改修には数カ月かかるとみられる。ナンバープレートの末尾が偶数か奇数かで通行を制限するナンバープレート規制と、相乗り車専用レーンの設置については国際オリンピック委員会(IOC)から提案があったという。導入には車両を区別するカメラなどが必要で、違反者には反則金が発生する。
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