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【図解・行政】氷河期世代の就職支援(2019年8月)

氷河期世代の就職支援

氷河期世代の就職、一体支援=業界団体と連携-厚労省

※記事などの内容は2019年8月14日掲載時のものです

 厚生労働省は、就職氷河期世代の就労対策として、建設や運輸、農業、ITなどの業界団体と連携し、資格取得から就職までを切れ目なく一体的に支援する事業を2020年度から始める方針だ。資格は短期で取得できるものを想定。非正規で働く30代半ばから40代半ばの人たちが速やかに正社員になれるよう後押しする。業界団体も人手不足解消に期待を寄せる。20年度予算概算要求に関連経費を盛り込む方向だ。
 事業では、厚労省が業界団体と委託契約を結び、就職氷河期世代向けの「短期資格等習得コース」(仮称)を創設。求職者が希望する業界のコース受講を申し込むと、資格取得に必要な訓練や講習に参加し、資格を得た後は求人事業所で職場体験をすることができる。
 取得できるのは、建設業では小型クレーンやフォークリフトの作業に必要な資格などが想定されている。運輸や農業、ITなどの各分野で取得できる資格や技能についても、厚労省が各業界団体と調整している。現在非正規で働いている人が受講しやすいよう、分野によっては夜間や土日の講習、オンラインで学べる「eラーニング」なども行われる見通し。
 資格取得後は、実際に生かすことができる職場の見学や体験に参加できる。期間は半日から3日程度。受講者の希望に応じて、各業界団体がどの事業所で見学や体験を実施するのか調整する。
 政府はバブル崩壊後のあおりを受けた就職氷河期世代の正規雇用を進める方針で、3年間で30万人の正社員登用を目標に掲げている。 

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