図解
※記事などの内容は2016年11月27日掲載時のものです
衣類など繊維製品の洗濯表示を定めた家庭用品品質表示法に基づく規定が改正され、12月1日から施行される。国際規格に準拠した表示に変わるほか、ドラム式乾燥機による「タンブル乾燥」など新たな記号が追加され、22種類から41種類に増える。同日以降に表示を付けた製品が対象で、消費者庁は「きめ細かい情報提供が可能となり、縮みや色落ちなど洗濯トラブルの減少が期待できる」としている。
新たな表示は、「家庭洗濯」「漂白」「乾燥」「アイロン」「クリーニング」の五つの基本記号と、洗い方の強さや温度、禁止などを表す付加記号と数字の組み合わせで構成される。
例えば、家庭の洗濯機で洗える衣類には、水を入れた洗濯おけのイラストに水温の上限を示す数字が書かれ、弱い力で洗うよう指定する下線などが付加される。従来の洗濯機のイラストや日本語の手洗い表記は廃止される。
乾燥方法を示す記号は、現在の上着のイラストから正方形に変更。つり干しは縦線、平干しは横線が中に書かれ、脱水しない「ぬれ干し」やタンブル乾燥の付加記号も導入される。
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