図解
※記事などの内容は2019年2月1日掲載時のものです
カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備をめぐり、政府は1日、宿泊施設などの要件を定めたIR実施法施行令案を公表した。海外のIRでは大型ホテルの立地が一般的なことを踏まえ、ホテルの客室の床面積の合計をおおむね10万平方メートル以上とすることなどを盛り込んだ。同日から実施する意見公募を経て、4月1日からの施行を目指す。
ホテルの床面積の基準は諸外国のIRの宿泊施設の総客室数や最小の客室面積、スイートルームの割合などを参考に算出した。観光振興に向け、従来規模を上回る大型のホテル建設が求められそうだ。
施行令案はカジノ広告の掲示場所も規定。ギャンブル依存症防止の観点から、国際線が就航する空港や港湾の旅客ターミナルの中でも訪日客が入国手続きを完了させるまでのエリアに限定し、それ以外は禁止する。
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