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※記事などの内容は2018年4月3日掲載時のものです
自民、公明両党は3日、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)の実施法案をめぐり、最後まで持ち越していたカジノの入場料で合意した。入場料は1回当たり6000円とする。与党協議はこれまでに両党間で激しい綱引きが行われたが、この日決着した。
政府は、与党の合意内容を盛り込んだIR実施法案の今国会提出、成立を目指す。しかし、野党の立憲民主党などはギャンブル依存症への懸念などを理由に反発しており、見通しは不透明だ。
カジノ入場料は、ギャンブル依存症を懸念する公明がシンガポール並みの8000円を強く主張した。一方、カジノの地方への経済効果を期待する自民は、日本とシンガポールの1人当たり国内総生産(GDP)の格差を踏まえた5000円を提示。この日の調整で双方が歩み寄り、6000円で折り合った。
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