図解
※記事などの内容は2019年2月15日掲載時のものです
【ミュンヘン時事】河野太郎外相は15日、ドイツでのミュンヘン安全保障会議出席に合わせ、韓国の康京和外相と会談する。日本企業に元徴用工らへの賠償を命じた韓国最高裁判決をめぐり、日韓請求権協定に基づく2国間協議に応じるよう重ねて要請。また、慰安婦問題に関する韓国国会議長の発言に直接抗議する。
日韓外相会談は1月23日にスイス・ダボスで開いて以来。日本政府は徴用工問題で2国間協議を繰り返し求めているが、韓国は事実上これを黙殺している。原告側は、差し押さえ済みの新日鉄住金の韓国内資産を月内にも現金化する方針を示しており、河野氏は早期の対応を迫る意向だ。
韓国国会の文喜相議長が慰安婦問題で「解決には天皇の謝罪が望ましい」と発言したことも取り上げ、謝罪と撤回を要求する。
一方、政府は対北朝鮮では韓国との意思疎通を重視している。河野氏は会談で、今月下旬の米朝首脳会談を前に日韓、日米韓が緊密に連携する重要性を確認したい考えだ。
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