図解
※記事などの内容は2019年2月5日掲載時のものです
河野太郎外相は5日、混迷が広がる南米ベネズエラ情勢をめぐり、反米左派のマドゥロ大統領を非難し、「自由で公正な大統領選挙の早期実施」を求める談話を発表した。現政権の正統性に疑問を投げ掛け、退陣圧力を強めるトランプ米政権との共同歩調をにじませた。米国が後ろ盾となる反体制派のグアイド国会議長を事実上支持した形だ。
河野外相は談話で、マドゥロ氏が有力野党候補を排除することで再選した昨年5月の大統領選について「正統性に対する国際社会の疑念に対して説明責任を果たすよう繰り返し求めてきたが、要請に応えることなく、政治・経済・社会情勢が悪化していることに、わが国は非難する」と指摘した。
さらに、グアイド氏が大統領選実施のため暫定大統領就任を宣言していることに触れ、「わが国は、憲法秩序に基づき民主主義の回復を希求するベネズエラ国民の意思を支持し、これが尊重されることを改めて求める」と指摘した。
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