図解
※記事などの内容は2019年1月22日掲載時のものです
【モスクワ時事】モスクワを訪問中の安倍晋三首相は22日午後(日本時間同日夜)、ロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題を含む平和条約締結交渉に臨む。首相は早ければ6月のプーチン氏来日時の大筋合意を目指しており、交渉進展に向けて具体的な成果を得られるかが焦点だ。
両首脳の会談は第1次安倍政権時代も含めて25回目。河野太郎外相らも同席する。終了後に両首脳が共同記者会見を行う方向で調整している。
菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で「首相もプーチン氏と胸襟を開いて話し合いをして平和条約交渉をできるだけ進展させたいと述べている。建設的な議論を期待したい」と語った。
首相とプーチン氏は昨年11月のシンガポールでの会談で、歯舞、色丹2島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速することで一致。しかし、この合意を受け、今月14日に始まった外相同士の交渉では、歴史認識などをめぐる両国の隔たりが鮮明になっている。
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