図解
※記事などの内容は2016年7月1日掲載時のものです
政府の地震調査委員会は1日、中国地域でマグニチュード(M)6.8以上の地震が今後30年以内に発生する確率を50%とする長期評価を公表した。全域を三つに分けた場合、鳥取県と島根県東部、岡山県北部、広島県北東部を含む「北部」が40%と最も高い。島根、広島両県西部と山口県の「西部」は14~20%、岡山県南部と広島県南東部の「東部」は2~3%と評価された。
一方、各区域で予想される最大規模の地震は、西部の菊川断層帯のM7.8~8.2以上が最も大きい。最新の調査結果では、同断層帯は日本海から山口県西部の瀬戸内海側にかけて114キロ以上に及ぶと推定され、従来の評価の2倍以上長くなった。
県庁所在市では、松江市の宍道(鹿島)断層(長さ21キロ以上)が活動した場合、M7.0以上と新たに評価された。近くには中国電力島根原発がある。
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