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【図解・政治】「桜を見る会」問題の主な論点(2019年11月)

「桜を見る会」問題の主な論点

「桜を見る会」、安倍首相答弁に疑念=招待・会費・警備

※記事などの内容は2019年11月15日掲載時のものです

 首相主催の「桜を見る会」をめぐる問題は、安倍晋三首相の当初の国会答弁と食い違う文書や証言が次々と明らかになっている。首相サイドによる招待者の取りまとめや、前日の懇親会の会費、当日の会場警備など論点は多い。
 首相は8日の参院予算委員会で「主催者としてあいさつや接遇は行うが、招待者の取りまとめなどには関与していない」と明言した。
 しかし、安倍事務所が参加案内の文書を後援会関係者に配布していたことが判明。菅義偉官房長官は13日の記者会見で、首相ら政権幹部の「枠」が存在することを認めた。安倍事務所はこれを利用し、桜を見る会を組み込んだ観光ツアーを企画したとみられる。首相も15日、「長年の慣行」と記者団に釈明した。
 観光ツアーでは前夜に東京都内の高級ホテルで夕食会が催され、首相も顔を出した。5000円の会費について、首相は国会答弁で「(参加者が)ホテルに直接払い込みをしている」と説明。15日は記者団に、事務所の職員が集めてその場でホテルに渡したと語り、首相の事務所などの収支は生じていないため、政治資金規正法には抵触しないと強調した。
 会費が安過ぎるとの指摘について「大多数が当該ホテルの宿泊者という事情を踏まえ、ホテルが設定した」と述べたが、資料などで証明したわけではない。立憲民主党の安住淳国対委員長は「領収書か何か見せてもらわないといけない」と反発している。
 参院予算委では共産党の田村智子氏が、首相の後援会関係者が桜を見る会の開門前に会場入りし、首相と写真撮影を行っていたと指摘。「後援会活動そのものだ」と批判した。
 これに対し、首相は「セキュリティーに関することだ」と回答を避けた。一方、野党が立ち上げた追及チームの会合で、政府側の担当者は「招待状を持っている人は、さらに本人確認することはない」と話している。首相の言う「セキュリティー」が何なのか、説明が求められそうだ。

「桜を見る会」をめぐる問題
「桜を見る会」招待者の内訳
「桜を見る会」問題の主な論点
安倍事務所「桜を見る会」ツアー日程

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