図解
※記事などの内容は2019年9月11日掲載時のものです
第4次安倍再改造内閣が11日午後、皇居での認証式を経て発足した。安倍晋三首相(自民党総裁)は首相官邸で記者会見し、人事の狙いや政権運営の基本方針を説明する。
全19閣僚のうち、政権中枢の麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官が留任し、17人が交代。茂木敏充氏が経済再生担当相から外相に、河野太郎氏が外相から防衛相にそれぞれ横滑りし、高市早苗総務相、加藤勝信厚生労働相が再登板した。
初入閣は13人。38歳で戦後3番目の若さとなる小泉進次郎氏が環境相に抜てきされたほか、萩生田光一文部科学相、西村康稔経済再生担当相ら首相側近や田中和徳復興相ら各派閥の「入閣待機組」が並んだ。
首相の党総裁任期は2021年9月まで残り2年。今後、憲法改正や北方領土問題、北朝鮮による拉致問題など積み残しの課題をいかに前進させるか、任期中に衆院解散・総選挙に踏み切るかが焦点となる。
認証式に先立ち、首相は公明党の山口那津男代表と会談し、自公の協力を改めて確認した。自民党は臨時総務会で二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長を留任させるなどの人事を決めた。
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