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【図解・政治】自民党の主な「入閣待機組」(2019年8月)

自民党の主な「入閣待機組」

「待機組」処遇が焦点=約70人、内閣改造にらみ-自民各派

※記事などの内容は2019年8月24日掲載時のものです

 9月中旬に行われる見通しの内閣改造では、自民党の各派閥に散らばる「入閣待機組」の処遇が焦点となる。安倍晋三首相に直接働き掛ける派閥も出ており、各派は一人でも多く押し込もうと意気込む。ただ、首相は今回、長期政権の総仕上げを担う布陣としたい考えで、各派にどこまで配慮するかは見通せない。
 首相は「政権の骨格」と位置付ける麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を続投させる一方、それ以外の閣僚については大幅な入れ替えを検討している。自民党内で初入閣の目安は、衆院当選5回以上、参院当選3回以上とされ、無派閥を含むと計約70人が対象となる。
 最大派閥の細田派は衆院で当選7回以上が入閣済みのため、同派幹部は「次は6回だ」と強調。西村康稔官房副長官(衆院6回)らを推す。
 麻生派は、田中和徳元財務副大臣(同8回)の入閣を最優先としている。麻生氏は15日に首相と会談した際、派閥の希望を伝えたという。竹下派は三原朝彦元防衛政務次官(同8回)、山口泰明組織運動本部長(同7回)らの入閣を目指す。
 岸田派では、竹本直一元財務副大臣(同8回)が初入閣に強い意欲を示す。二階派は、平沢勝栄元内閣府副大臣(同8回)が筆頭格だ。
 石破派は古川禎久元財務副大臣(同6回)が適齢期。石原派は閣僚ゼロからの脱却が目標だ。無派閥の中では、河井克行総裁外交特別補佐(同7回)や菅原一秀元財務副大臣(同6回)らの名前が挙がる。
 もっとも、新閣僚には不祥事や失言のリスクがつきまとう。実際、五輪担当相だった桜田義孝氏が相次ぐ失言などで4月に更迭された例もある。
 首相に近いベテラン議員は「今度の改造は間違いなく憲法改正などを意識した布陣になる」と語る。党幹部は「首相も慎重に判断するだろう。危ないことはできない」と指摘した。 

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