図解
※記事などの内容は2019年6月1日掲載時のものです
安倍晋三首相の通算在職日数が6日に2720日となり、初代首相の伊藤博文と歴代3位で並ぶ。伊藤は明治憲法制定で中心的な役割を果たした人物。安倍氏は同郷・山口県(長州)の先輩である伊藤を強く意識しているとみられ、悲願である憲法改正の実現に全力を挙げる考えだ。
安倍氏の在職日数は第1次政権と合わせ、1日時点で2715日。夏の参院選を乗り切れば、8月24日に歴代2位の佐藤栄作(2798日)を上回り、11月20日には歴代1位の桂太郎(2886日)を抜くことが視野に入る。
安倍氏は5月3日の憲法記念日に改憲派団体が開いた集会にメッセージを送り、「令和元年という新時代のスタートラインに立ち、国の未来像について真正面から議論を行うべき時だ」と表明、「令和憲法」制定への決意を訴えた。
ただ、主要野党が安倍政権との対決姿勢を強め、憲法改正論議は停滞。参院選では改憲が主要な争点になる可能性があるほか、改憲の是非を大義とした衆院解散の可能性も取り沙汰されている。
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