図解
※記事などの内容は2019年1月24日掲載時のものです
国民民主、自由両党は24日、衆参両院に統一会派の結成を届け出た。参院では、立憲民主党会派を上回り野党第1会派になる見込みだったが、離党の動きが表面化。立憲は社民党議員の会派入りで対抗した。28日召集の通常国会に向けて野党内の主導権争いが激しくなっている。
国民の玉木雄一郎代表と自由の小沢一郎代表は24日午前、国会内で会談し、統一会派の結成で合意。合流に向けた政策協議を始めることでも一致した。これにより参院の国民会派は自由の4議席が加わって、立憲会派を2議席上回るはずだった。
しかし、両党の動きを察知した立憲は急きょ両院議員総会を開催し、参院で2議席を持つ社民党に会派入りを呼び掛けることを決定。福山哲郎幹事長が社民党の又市征治党首に電話し、合意を取り付けた。自由、社民両党は参院会派「希望の会」を組んでいたが、分裂した。
総会後、福山氏は記者団に「今年の参院選を経て、何とかもっとはっきりとした野党第1党の議席を持ちたい」と強調した。
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