図解
※記事などの内容は2018年10月2日掲載時のものです
第4次安倍改造内閣は2日夕、皇居での認証式を経て発足した。安倍晋三首相は来年夏の参院選をにらみ、政権の骨格を維持。自民党内を安定させるため先の総裁選で支援を受けた各派閥にも配慮し、初入閣は12人で安倍政権で最多となった。首相は2日夜、首相官邸で記者会見し、人事の狙いや政権運営の基本方針を説明する。
これに先立ち、首相は公明党の山口那津男代表と与党党首会談に臨み、自公の連携を確認。その後、組閣本部を設置し、菅義偉官房長官(69)が閣僚名簿を発表した。
首相が政権の「土台」と位置付ける麻生太郎副総理兼財務相(78)や菅長官ら6人が留任。菅氏は拉致問題担当相を兼務し、茂木敏充経済再生担当相(62)は全世代型社会保障改革を担当する。
文部科学省では一連の汚職事件で事務次官らが辞任、厚生労働省は裁量労働制の不適切データ問題で揺れた。文科相に起用された柴山昌彦氏(52)、厚労相に就いた根本匠氏(67)はそれぞれ信頼回復を急ぐ。
先の党総裁選で首相と争った石破茂元幹事長率いる石破派からは衆院当選3回の山下貴司氏(53)を法相に抜てきした。
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