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【図解・政治】河井前法相夫妻による現金配布の構図(2020年6月)

河井前法相夫妻による現金配布の構図

「陣中見舞い」か「買収」か=現金配布、趣旨めぐり攻防―河井前法相ら逮捕1週間

※記事などの内容は2020年6月24日掲載時のものです

 昨夏参院選をめぐる公選法違反事件で、衆院議員の前法相、河井克行容疑者(57)=自民離党=が東京地検特捜部に逮捕され、25日で1週間。克行容疑者は総額約2570万円に上る現金配布の一部を認めたが、「政治活動の一環」などと不正を否定し、参院議員の妻、案里容疑者(46)=同=も否認を貫く。「陣中見舞い」か、「買収」か。かつての法務行政トップと検察当局は現金の趣旨をめぐって攻防を続ける。
 2人が逮捕されたのは、通常国会が閉幕した翌日の18日。関係者によると、主導したとみられる克行容疑者は、対峙(たいじ)した検察官に「不正な行為は一切していない」と主張した。
 現金を渡した疑いがあるのは計94人。一人ひとり、現金のやりとりの有無を問う検察官に一部の提供を認める一方、「政治活動。地盤固めのためだ」と買収の意図を否定し、案里容疑者も「違法な行為をした覚えはない」と主張したという。
 現金提供の時期は2019年4月の統一地方選の前後に集中している。事情聴取に受領を認めた県議や市議らは「陣中見舞い」や「当選祝い」名目だったなどと説明。参院選との関連を疑いつつ、克行容疑者の主張に沿うような話をした県議もいた。
 疑問はある。政治家同士の金銭のやりとりの多くは政治資金規正法に基づき「寄付」として処理される。領収書が必要な手続きだが、克行容疑者は県議らに領収書を求めておらず、そもそも適正処理をするつもりがなかったように見える。
 検察当局が「買収」の色が濃いとみるのが、後援会幹部らへの現金だ。克行容疑者は、案里容疑者が自民党の公認で出馬することが決まった19年3月以降、複数の後援会幹部らに現金を提供。白紙の入会届の束とポスターを託し、「よろしく」と発言したとされる。
 新規の入会者集めなどの選挙活動に報酬を支払った格好で、「地盤固め」とは言い難い。検察関係者は「県議より買収の状況がそろっている」と指摘。ある検察幹部は「金が渡ったのは県議だけではない。全体を通し、一つの意味が出てくる」と語った。

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