図解

【図解・国際】台湾の首長党派別勢力(2018年11月)

台湾の首長党派別勢力

政権交代に現実味=与党、次期総統選へ混乱-台湾地方選

※記事などの内容は2018年11月25日掲載時のものです

 【台北時事】台湾で24日に行われた統一地方選で、与党・民進党は22県市の首長ポストを半減させ、大敗した。大勢が判明した同日夜、蔡英文総統は党主席を引責辞任した。蔡氏がこれにより党内での求心力を低下させるのは確実で、1年余り後の次期総統選に再選出馬するシナリオは完全に狂った格好だ。党勢立て直しへの時間も限られており、政権交代が現実味を帯びている。
 「民進党が大崩壊した」。25日付の台湾主要紙・聯合報は、民進党の大敗ぶりをこう伝えた。
 民進党は大敗を受け、蔡氏に加えて秘書長(幹事長に相当)も辞任し、党のトップ2人が不在の異常事態となった。蔡氏の後任選びが喫緊の課題で、頼清徳行政院長(首相)や、台北郊外の新北市長選で落選したばかりの蘇貞昌・元行政院長らの名前が早くも取り沙汰されている。ただ「想像を絶する大敗」(民進党幹部)に党内は混乱。主席選びは難航が予想される。
 今回の22県市首長選では、民進党が直轄市の高雄や台中で敗北し、ポストを13から6に半減させる一方、最大野党・国民党は6から15に急増させ、復活を遂げた。25日未明まで開票作業がずれ込んだ台北市長選は、無所属現職が再選された。 

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