図解
※記事などの内容は2019年3月15日掲載時のものです
【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)警察によると、中部クライストチャーチ中心部で15日、銃撃事件があった。襲われたのはモスク(イスラム礼拝所)とみられ、多数の死傷者がいるもようだ。警察は「容疑者を1人拘束した」と発表したが、複数による犯行の可能性もある。
在NZ日本大使館によると、日本人が巻き込まれたという情報はない。
ラジオNZは、約300人がモスク内におり、少なくとも30人が死傷したと報道。現場は「至る所が血まみれだった」と目撃者の証言を伝えた。
別の目撃者はNZメディアに対し「午後1時半(日本時間午前9時半)に祈りを開始して約10分後、ヘルメットをかぶり武装した容疑者がモスクに乱入し、銃を乱射した」と語った。数十発の銃声を聞いたと話し、容疑者は白人で金髪だったと主張した。
事件現場は2カ所で、別のモスクも襲われたという情報もある。金曜礼拝の日だが、警察は、全国民に対し「どこであれ」モスクに近寄らないでほしいと呼び掛けた。
警察は現場周辺で厳戒態勢を取り、クライストチャーチ市民に対し、家にとどまるよう勧告した。学校も安全のため門が閉鎖された。
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