図解

【図解・国際】マレーシアの東海岸鉄道計画(2019年4月)

マレーシアの東海岸鉄道計画

マレーシア首相、経済利益を強調=中国と鉄道計画継続

※記事などの内容は2019年4月15日掲載時のものです

 【プトラジャヤ(マレーシア)時事】マレーシアのマハティール首相は15日、中国の政府系企業と建設継続で合意した「東海岸鉄道計画」について「コスト削減に成功し、地元企業の参加など経済的利益も獲得した」と強調、中国との交渉結果を評価し、政府の方針転換に理解を求めた。クアラルンプール近郊の新行政首都プトラジャヤの首相官邸で記者会見して語った。
 近く工事を再開し、2026年の完成を目指す。鉄道計画は16年に始動したマレー半島を横断する大型事業で、マラッカ海峡と南シナ海の間を陸路による物流が可能になる。中国はシルクロード経済圏構想「一帯一路」で計画を重要視している。
 マレーシアのナジブ前政権は中国から事業費を高利で借りていた。昨年5月に首相返り咲きを果たしたマハティール氏は就任早々の7月、工事を中断。計画自体の中止を検討した。しかし、中国側の譲歩を受け、一転して12日に継続を決めた。 
 新たな事業費は440億リンギ(約1兆2000億円)で当初より3割以上安くなった。事業費の借入金利についてマハティール氏は「以前より低くなる」と説明。建設工事に参加するマレーシア企業の割合も「従来の3割から4割へ見直す」と述べた。

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