図解

【図解・国際】韓国大統領選・安哲秀氏の略歴(2017年4月)

安哲秀氏の略歴

強さ身につけ頂点狙う=挫折乗り越えたカリスマ-韓国大統領選・安哲秀氏

※記事などの内容は2017年4月15日掲載時のものです

 2012年の前回大統領選への出馬を涙を流して断念して以降、政治経験を重ねて「強さ」を身につけ、頂点に初挑戦する。立ちはだかるのは、その時に大統領候補を譲った文在寅氏。「因縁の対決」に決着をつける。
 名門ソウル大で医学を学び、コンピューター専門家として活躍。前回大統領選では若者からカリスマ的人気を集め、旋風を巻き起こしたが、途中撤退。その後、味わったのは政治家としての挫折だった。
 国会議員当選後、「新しい政治」を掲げ、第3勢力を目指したが支持率は伸びず、最大野党「民主党」(当時)と合併。しかし、文氏率いる主流派との主導権争いが激化し、16年4月の総選挙を前に離党を宣言した。自ら結成した「国民の党」は総選挙で躍進したものの、党内のリベート事件で足をすくわれ、直後の6月に共同代表を引責辞任した。
 韓国社会を揺るがした崔順実被告の国政介入事件も追い風とはならず、自身や党の支持率は1桁台に低迷。それでも今年1月、大統領選について「安哲秀と文在寅の対決になる」と、2強対決を予告した。
 頼りなかった話し方を発声練習で変え、強い指導者をアピール。氏名の発音「アン・チョルス」をもじった「カン(強い)・チョルス」の異名も定着してきた。
 高まる朝鮮半島情勢の緊張を背景に、反対していた在韓米軍への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備も賛成に転じた。慎重姿勢の文氏とは違う現実路線で、中道・保守の「反文勢力」結集を図る。(ソウル時事)

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