図解
※記事などの内容は2017年3月31日掲載時のものです
【ソウル時事】韓国の検察特別捜査本部は31日未明、朴槿恵前大統領(65)を最大の財閥サムスングループからの巨額の収賄などの容疑で逮捕した。逮捕状の可否を審査したソウル中央地裁が「主要嫌疑が認められ、証拠隠滅の恐れがある」として、発付した。
大統領経験者が逮捕されたのは1995年の全斗煥、盧泰愚両氏以来、22年ぶりで3人目。昨年10月に発覚し、韓国を揺るがした疑惑は、前大統領の逮捕に発展した。朴容疑者の罷免に伴い5月9日に行われる大統領選の行方に影響を与える可能性もある。
朴容疑者は逮捕後、直ちにソウル中央地検庁舎からソウル郊外の拘置所に移送された。
検察や特別検察官は、朴容疑者が親友の崔順実被告(60)らと共謀し、サムスングループから約束分を含め約433億ウォン(約43億円)の賄賂を受け取ったなどとして13件の事案で立件したが、現職大統領の持つ不訴追特権のため、これまで起訴できなかった。
新着
会員限定