図解

【図解・国際】「イスラム国」支配地域の変化(2016年1月)

◎IS、400人拉致=300人虐殺報道-シリア東部

※記事などの内容は2016年1月17日掲載時のものです

 【エルサレム時事】在英の反アサド派NGO「シリア人権監視団」は17日、過激派組織「イスラム国」(IS)について、シリア東部デリゾールで「少なくとも市民400人を拉致した」と発表した。AFP通信が伝えた。「連れ去られたのは女性や子供、アサド派戦闘員の家族らで全員イスラム教スンニ派だ」と監視団は主張している。
 監視団は16日、ISがデリゾールを襲撃し、シリア兵や市民少なくとも135人を殺害したと発表。一方、国営シリア・アラブ通信は「市民約300人が虐殺された」と報じた。
 監視団によれば、ISはデリゾール北端に侵攻し、アルバガリヤ地区を制圧。市民らを「処刑」するように殺していった。その後、同地区などの住民を拉致したもようだ。
 イラク国境に近いデリゾールは、シリア軍とISが攻防を繰り広げる要衝。ISはデリゾール県の大半を支配下に収めているが、シリア軍は軍用空港を含む県都デリゾールの一部を掌握。今回の攻撃で、市の6割をISが占領した。 

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