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【図解・国際】英下院の新勢力(2019年12月)

英下院の新勢力

英総選挙、保守党が歴史的勝利=EU離脱案、議会承認へ―半世紀の絆に終止符

※記事などの内容は2019年12月13日掲載時のものです

 【ロンドン時事】12日投票の英下院(定数650)総選挙は13日午前(日本時間同午後)までの開票作業の結果、ジョンソン首相率いる保守党が単独過半数を制し、歴史的勝利を決めた。首相は選挙戦で来年1月末の欧州連合(EU)離脱を約束。今後は10月にEUと合意した国際条約「離脱協定案」の議会承認に向けた手続きに着手する。
 英国は1973年、EUの前身機関「欧州共同体(EC)」に加盟した。以来、半世紀近くにわたり緊密な関係を築いてきたが、英・EUの絆は離脱によって終止符が打たれる。
 BBC放送の集計によると、二大政党のうち、解散前に少数与党だった保守党はこれまでに65増の363議席を確保。労働党が長年地盤としてきたイングランド北部の選挙区などを激戦の末に切り崩し、サッチャー政権下の1987年に行われた総選挙以来の大勝を収めた。
 一方、「離脱か残留かを問う国民投票の再実施」を主張した労働党は41減の203議席と党勢を大きく後退させ、コービン党首が辞意表明に追い込まれた。
 選挙戦で保守党は、来月末のEU離脱をマニフェスト(政権公約)に掲げた。ジョンソン首相は「何があっても10月末にEUから出る」という約束を果たせなかった経緯があり、新たな期限内の離脱を全力で実現させる方針だ。
 ジョンソン氏は投票から一夜明けた13日朝、ロンドン市内で開かれた勝利集会で演説。「信頼を寄せてもらい、畏れ多い気持ちだ。EU離脱は予定通り来年1月31日までに成し遂げる」と訴えた。 

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