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【図解・国際】英総選挙、主要各党が中盤戦(2019年11月)

英総選挙、主要各党が中盤戦

英総選挙、与党のリード拡大=EU離脱争点、中盤戦に

※記事などの内容は2019年11月22日掲載時のものです

 【ロンドン時事】欧州連合(EU)離脱を争点とした12月12日投開票の英総選挙まで残り3週間を切った。選挙戦は中盤戦に突入。ジョンソン首相率いる中道右派の少数与党・保守党は「来年1月末に必ずEUを離脱する」と訴えて支持を集め、野党に対するリードを徐々に広げている。
 BBC放送がまとめた過去1週間の各種世論調査結果によると、保守党は支持率を42~45%に伸ばし、中道左派の野党第1党・労働党を10~18ポイント差で引き離している。このまま投票日を迎えれば、保守党が下院の過半数を制し、悲願のEU離脱を達成する勢いだ。
 一方の労働党は、党内にEU離脱派と残留派を抱え、コービン党首が明確な姿勢を打ち出しにくい状況。選挙戦では「政権奪取から3カ月以内にEUと妥当な離脱案をまとめ、離脱案(の承認)か残留かを半年以内に国民投票にかける」と呼び掛けるが、支持率は27~32%で伸び悩む。 
 両党は選挙戦序盤の調査で支持率の差が6、7ポイントに狭まる場面もあった。しかし、右派の新党・離脱党がEU残留派の勝利を阻止するため、全650選挙区のうち300余りで保守党との分裂選挙を避け、候補擁立を見送ると11日に発表。これで離脱党は支持率を2~6%に減らす半面、保守党が勢力を増す結果となった。

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