図解

【図解・国際】メイ英首相の後任を決める保守党党首選(2019年6月)

英保守党党首選

強硬離脱のジョンソン氏優位=ハント氏、穏健派取り込み狙う-英与党党首選

※記事などの内容は2019年6月21日掲載時のものです

 【ロンドン時事】メイ英首相の後任を決める与党・保守党の党首選は、ボリス・ジョンソン前外相(55)とジェレミー・ハント外相(52)の対決の構図となった。欧州連合(EU)離脱を決めた2016年の国民投票で離脱派を勝利に導いたジョンソン氏は、経済に打撃を与えかねない「合意なき離脱」も辞さない構えを見せ、党員の支持を獲得。これに対してハント氏は「政治の世界ではサプライズが起こる」と番狂わせを狙う。
 「合意があろうとなかろうと、10月31日にEUを離脱する」。ジョンソン氏は党首選でこう繰り返し、EUとの間で合意した最大390億ポンド(約5兆3000億円)の清算金の支払いも留保する考えを示した。決選投票は約16万人の一般党員によって実施され、7月下旬にも新党首が選出される。
 EUとの対決姿勢を貫くジョンソン氏に対し、ハント氏は「合意なき離脱は望ましくないが、他に選択肢がなければあり得る」とより穏やかなトーン。ハント氏はEUとの再交渉に懸ける方針で、離脱延期などの柔軟な対応も視野に入れ、穏健派の支持を確保したい考えだ。
 調査会社ユーガブの一般党員を対象とした6月半ばの世論調査によると、ジョンソン氏を「良い指導者になる」と見なす党員の割合は77%、ハント氏は56%だった。68%がEU離脱の姿勢に基づいて投票先を決めると回答している。
 EU離脱以外では、減税による経済活性化や社会保障の拡充など2人の主張に大きな差はない。いずれも50代、オックスフォード大出身と経歴も似ており、EU離脱が唯一かつ最大の争点となりそうだ。

図解・国際

  • アジア
  • 欧州
  • 中東・アフリカ
  • 北米・中南米
  • オセアニア
  • 世界・各国

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ