図解
※記事などの内容は2018年8月17日掲載時のものです
【ワシントン時事】米国防総省は16日に公表した中国の軍事・安全保障分野の動向に関する年次報告書で、中国が米国や日本などへの攻撃を想定した訓練の一環として、爆撃機の飛行範囲を拡大している可能性が高いと指摘した。また、中国の国防予算が2028年には2400億ドル(約26兆6000億円)以上に達すると推定し、軍事力拡大に警戒感を示した。
報告書は、中国空軍が過去3年間で沖縄、台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」を越え、核兵器搭載可能な戦略爆撃機H6Kを西太平洋にまで飛行させていると分析。将来は日本の周囲やフィリピン海全域にまで活動領域を広げ、米領グアムなどの米軍基地に対する攻撃能力を誇示する可能性があると警告した。
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