図解
※記事などの内容は2018年11月21日掲載時のものです
【ニューヨーク時事】米国の株高をけん引してきたアップルなど主力IT株が、総崩れの状態になっている。柱を失った米株式市場は反転のきっかけをつかめないままだ。
アップル株は「iPhone(アイフォーン)」新モデルの販売不振への懸念から下落が止まらず、20日の終値は10月に付けた過去最高値を約24%下回る。高値から2割下げると、当面の間は株価上昇が期待できない「弱気相場入り」とみなされる。
米グーグルの親会社アルファベット、アマゾン・ドット・コム、フェイスブックも高値から2割以上下落しており、「GAFA」と称される主力IT4銘柄すべてが弱気相場入りした。「技術革新による高い成長力に陰りが出てきたとの不安」(準大手証券)が背景だ。
米中貿易戦争や世界的な景気減速懸念も重しとなり、株価全般の下落に拍車が掛かっている。週明け19日からの2日間で、ダウ工業株30種平均の下げは900ドルを超えた。
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