図解
※記事などの内容は2017年1月20日掲載時のものです
【ワシントン時事】米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ氏(70)は20日正午(日本時間21日午前2時)ごろ、連邦議会議事堂前での就任式で宣誓し、第45代大統領に就任する。トランプ氏は就任演説で「米国第一」主義に基づく自らの政治ビジョンを示し、選挙戦を通じて怒りと不信で分断された社会の団結を呼び掛ける。
トランプ氏は実業家出身。政府・軍の職務経験がない初めての大統領で、米史上最高齢での就任となる。オバマ政権が進めたリベラル路線の転換を掲げる一方で、秩序や原則より「取引」を優先させる政権運営は、内外に不確実性をもたらす可能性がある。
トランプ氏は同日午前、ホワイトハウスでオバマ大統領と最後の引き継ぎをする。その後、大統領夫妻と一緒に議事堂西側の特設会場へ移動し、就任式に出席。副大統領に就任するマイク・ペンス氏(57)に続き、母親から譲り受けた聖書と第16代大統領リンカーンが使用した聖書に手を掛けて宣誓する。
就任演説は約20分間の予定で、米国が今置かれている状況や政府、国民それぞれの役割などについて述べる。その上で「米国を再び偉大にする」と改めて約束する。
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